株神通信

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【株神 週刊 世界株式レポート(2022.5.28)】NYダウ9週連続下落は回避!!日経平均は横ばい、水際緩和に期待!?来週は米主要経済指標の発表に注目!!明日もみんなでハッスル爆益!!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ

皆様、こんばんは!
週刊 世界株式マーケット分析レポートを投稿させていただきます!
世界株式マーケット分析レポート(2022.5.28)


ー本日の内容ー
【今週の相場振り返り・来週の注目点】
・日本株式市場
・米株式市場
・欧州株式市場
・中国株式市場
・ドル円


【日本株式市場】
(1)今週の振り返り
  日経平均週間騰落率:0.2%
  TOPIX週間騰落率 :0.5%

  • 週初めの日経平均は、先週金曜日の米株式市場が取引終盤に上昇した流れを受け、上昇。その後は、23日に日経平均株価が27,000円に到達し、 翌日からは戻り売り等が優勢となり、方向感のない動きとなった。
  • 5月米FOMC議事録が発表。市場にとってサプライズとなるタカ派的な内容は見られず、株式市場にとってはポジティブな内容ではあったものの、発表後の26日のTOPIXは、ほぼ横ばい。これまでの相対的な堅調さもあり、今週の日本株は米国株の上昇に対して劣後した。
  • 6月1日から1日当たりの入国者数上限が引き上げられることに続き、岸田首相が6月10日から外国人観光客の受け入れを再開すると発表。水際対策の緩和進展によりインバウンドに対する期待は高まり、週後半は空運株及びインバウンド関連の上昇が目立った。

(2)来週の注目点

  • 複数の米主要経済指標が発表予定。
  • 31日には、3月S&PコアロジックCS住宅価格指数と5 月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数が発表予定。
  • 住宅価格指数で伸び率鈍化が確認されれば株式市場は好感するとみられ、要注目。
  • 前月並みが予想されている消費者信頼感は鈍化が見られないか注意。先週から今週にかけて、発表された米小売業決算は業態毎にまちまちな内容であり、来週発表される消費者信頼感指数は不確実性があるものと思料。


【米株式市場】
(3)今週の振り返り
 ダウ週間騰落率   :6.2%
 ナスダック週間騰落率:6.8%
 S&P500週間騰落率  :6.6%

  • 5月FOMC議事録が発表。目立ったタカ派的な意見はなく、無難にイベント通過。最近の相場下落で生じた値ごろ感に注目した買いが優勢となった。
  • 住宅関連指標の下振れ及びPCEコア指数の伸び率鈍化によるインフレピークアウト期待も株式市場のセンチメントを改善させた。
  • 2-4月期の各小売企業決算は、まちまちな内容。コスト増は各社共通であるものの、需要見通しは斑模様。インフレ及び急激な金融引き締めを背景に、客数の減少の見方もあり、今後の消費に変調が見られないかは注意が必要。

(4)来週の注目点

  • 31日(火)に3月住宅価格指数及び5月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数が発表予定。
  • 住宅価格の伸び率鈍化が見られるかに注目。消費者信頼感指数は、一部の小売業決算において、既存店売上が3月以降落ち込んだとの発言が見られたことから要注目。
  • 株式市場としては、 住宅価格指数は伸び率鈍化、消費者信頼感はしっかりとした内容が理想的。
  • その後もISM景況感指数、雇用統計の発表が予定されており、経済指標に株式市場が影響を受けやすい週になるものと思料。


【欧州株式市場】
(5)今週の振り返り
 FTSE100週間騰落率:2.6%

  • 英国の5月PMIは、製造業54.6(前月 55.8)、サービス業51.8(前月58.9)、総合 51.8(前月58.2)と前月比で低下し、市場予想を下回った。
  • 物価上昇を背景にサービス業の景況感が大幅に悪化し、総合PMIの低下につながった。
  • ラガルドECB総裁は、9月末までに中銀預金金利(現在▲0.5%)のマイナス金利解消の公算が大きいとし、ゼロもしくはゼロを上回る可能性を示唆。
  • 週後半では、英政府による家計への経済支援が消費を支えるとの期待から、消費関連株を中心に買いが優勢となった。

(6)来週の注目点

  • 30-31日に開催されるウクライナ情勢やエネルギー問題にかかるEU臨時首脳会議に注目。
  • エネルギー投資に関する要求が満たされるまでハンガリーが禁輸に同意できないとしており、欧州委員会委員長はEUがロシア産原油の禁輸措置で近く合意する可能性は低いとしている。独経済相は合意できなければ他の手段を検討するとしている。
  • 各国の景況感指数や消費者物価指数等の経済指標の結果にも注目。


【中国株式市場】
(7)今週の振り返り
  上海総合指数週間騰落率:-0.5%

  • 23日の国務院常務会議では、減税規模の2.5兆元から2.64兆元への拡大、自動車購入税の減税及び鉄道建設債券の発行などを発表したが、景気の下支えには力不足との見方が優勢だった。
  • また、25日に李克強首相が地方政府幹部ら10万人に向けてオンライン会議を開催し、景気対策の速やかな実行を呼びかけた。但し、ゼロコロナ政策が続く中で、効果が薄いとの見方は根強く、センチメント改善には至らなかった。

(8)来週の注目点

  • 上海市のリオープニング計画では、6月1日から政府や企業などの出勤が可能。計画通りに経済活動が再開されるかに注目。


【ドル円】
(9)今週の振り返り

  • 週初の米ドル円は中国株安とともに円高に振れる場面もあったが、127円台後半を中 心に底堅く推移した。
  • 一方、25日に発表された4月米新築住宅販売件数が市場予想を大幅に下回ったことで、米景気後退懸念が意識され米金利が低下し、米ドル円は一時126.36円まで下落する場面もあった。

(10)来週の注目点

  • 米経済指標の発表を控えており、その結果を受けて米金利がどう動くかに注目。


【来週のイベント一覧】

(出所:大和アセットマネジメントマーケット情報から引用)



来週もみんなでハッスル爆益!!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ

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