本日も世界株式マーケット分析レポートを投稿させていただきます！
 世界株式マーケット分析レポート（2022.5.16）

ー　今日の内容　ー
【昨日の相場振り返り】
・日本株式市場
・米株式市場
・欧州株式市場
・中国株式市場
・その他指数（ドル円・原油）

【日本株式市場】
（1）日経平均：+119.93、+0.45%、26,547.05
続伸。
朝方は、前週末の米株式市場でハイテク株が上昇した流れを受け、値がさの主力グロース株を中心に買われた。
前週末までに主要企業の決算発表がほぼ一巡し、好決算や自社株買いなどを発表した銘柄の一部にも買いが入った。
その後は、中国の主要経済指数が市場予想を下回ったことが伝わり、上値を抑える形での大引けとなった。
インフレの加速及び米金融引き締めによる景気の後退懸念は払拭されておらず、積極的に運用リスクをとるムードには乏しかった。東証プライムの値上がり銘柄数は634と全体の35%にとどまった。

（2）TOPIX： -0.94、-0.05%、1,863.26
小幅反落
朝方は高く始まったものの、日経平均同様、バリュー株を中心に下げ銘柄が多かった。

（3）日経225先物：
16日16時時点で26,480円、前週末比90円（0.34%）高。

（4）注目銘柄
5/16の決算で最高益予想を発表した銘柄

【米株式市場】
（5）NYダウ（5/13）:+466.36、+1.47%、32,196.66

• 7営業日ぶりの反発。
• 短期的な自律反発を期待した買いが優勢だった。
• 一方、上げ幅を132ドルまで縮小する場面もあり、インフレ及び金融引き締めへの警戒感は根強かった。
• 個別では、足元で下げが目立っていたハイテク株や映画・娯楽やクレジットカート等の消費関連株が上昇。
• 米長期金利は、前日比0.09%高い2.94%となった。週末を控えた持ち高調整の債権売りが優勢だった。
• FRBが景気後退を招くことなく、インフレを抑制できることを示せるかが焦点。足元は、インフレにかかる以下イベントに注目。

　　◯6/14 FOMC
　　◯ウクライナ情勢（資源高の動向）
　　◯中国ロックダウン（サプライチェーンの動向）

（6）ナスダック（5/13）：+434.04、+3.82%、11,805.00

• 大幅続伸。
• 短期的な自律反発を期待した買いが優勢だった。
• 個別では、足元で下げが目立っていたハイテク株が上昇した。アマゾンとテスラは6%、ネットフリックスは8% 上昇した。

（7）S＆P（5/13）：+93.81、+2.39%、4,023.89

• ダウと同様の背景により、上昇。

【欧州株式市場】
（8）FTSE100（5/13）：+184.81、+2.55%、7,418.15

• 大幅反発。
• 13日のアジア市場の株高の流れが買い安心感に繋がった。
• 個別では、原油価格の上昇でエネルギー株が上昇した。

【中国株式市場】
（9）上海総合指数：-10.53、-0.34%、3,073.74

• 反落。
• 朝方は、上海市の6 月からのロックダウン解除のニュースを受け、買いが先行。
• その後は、4月の経済統計の結果が発表され、総じて低調な結果となったことを受けて、売りが優勢となった。

（10）ドル円(5/16 17:00時点)：+0.51、129.31

• 反落し、前週末比で円安ドル高となった。
• 午前中は、中国主要経済指数の発表を受けて、世界景気の不透明感から、低リスク資産とされる円に買いが入る場面があった。
• 夕方にかけては、日米金利差を意識した円売り及び国内輸入企業の実需勢による円売りドル買いが優勢となった。
• 足元は、日米金利差の拡大及び資源高による貿易赤字拡大を材料に、円安トレンドが継続するものと思料。

（11）WTI原油先物（5/14 5:00時点）：+4.36、+4.1%、110.49

• 続伸。
• ロシア産原油の需給逼懸念が材料。
• EUがロシアへの追加制裁として、原油輸入を停止するとの見方が根強く供給減が意識された。
• 需要面では、中国の景気減速を巡る過度な懸念が和らぎ、原油需要の回復が見込めるとの見方が強かった。
• 足元は、西側諸国の備蓄放出（130万バレル/日）及び各国の金融引き締め加速及び中国のコロナ感染拡大により景気減速懸念による原油の需要減も予測されるが、ウクライナ情勢によるロシアからの原油供給量減（300万バレル/日）を材料に、原油価格は高止まりするものと思料。

明日もみんなでハッスル爆益しましょう！！