【速報!!】世界株式マーケット分析レポート(2022.5.10)
皆様こんばんは!
2022.5.10の世界のマーケットレポートの速報を投稿させていただきます!
ー 今日の内容 ー
【本日の相場振り返り】
・米株式市場
・日本株式市場
・欧州株式市場
・中国株式市場
・その他(ドル円・原油)
【米株式市場】
(1)NYダウ(5/9):-653.67、-1.98%、32,245.70
- 続落し、年初来安値を更新。
- 9日の欧州の主要株価指数が軒並み下落し、米株式市場もその流れを引き継ぐ形となった。中国の景気後退懸念及び米金融引き締め加速懸念が材料。
- 9日には、中国の貿易統計が発表され、輸出が前年同月比3.9%増と2020年6月以来の低い 伸びとなったことにより中国都市部でのロックダウンによる景気後退が懸念され、原油価格が大幅反落。石油メジャーなどエネルギー株の売りにつながった。
- また、インフレ抑制に向けて、FRBが金融引き締めを加速するとの見方が広がっており、米長期金利は一時3.2%台まで上昇。金利上昇局面で割高感が意識されやすい高PER株を中心に売られた。
- FRBが景気後退を招くことなく、インフレを抑制できることを示せるかが焦点。
- 足元は、インフレにかかる以下イベントに注目。
◯5/11 4月CPI
◯6/14 FOMC
◯ウクライナ情勢(資源高の動向)
◯中国ロックダウン(サプライチェーンの動向)
(2)ナスダック(5/9):-521.41、-4.29%、11,623.25
- 続落。インフレ抑制に向けて、FRBが金融引き締めを加速するとの見方が広がっており、米長期金利は一時3.2%台まで上昇。
- 金利上昇局面で割高感が意識されやすい高PER株を中心に売られた。
(3)S&P(5/9):-132.10、-3.20%、3,991.24
- ダウ&ナスダックと同様の背景により、下落。
【日本株式市場】
(4)日経平均:-152.24、-0.58%、26,167.10
- 続落。9日の米株式市場の主要3指数の下落を受けて、米金融引き締め加速及び中国の景気後退懸念を材料に朝方には節目の26,000円を下回る場面もあった。
- 売り一巡後は、中国の株式市場が上昇したことで、過度な警戒感が和らぎ、下げ幅を縮めこの日の高値圏で終えた。
- 個別では、米金融引き締め加速の懸念から、金利上昇局面で割高感が意識されやすい高PER株を中心に売られた。一方、中国株式市場の上昇を支えに中国売上高の高い銘柄は上昇した。
(5)TOPIX:-16.01、-0.85%、1,862.38
- 日経平均と同様の理由により、前日比マイナスで終えた。
(6)日経225先物:
- 10日16時時点で26,270円、先週末比7120円(0.45%)安。
【欧州株式市場】
(7)FTSE100(5/9):-171.36、-2.32%、7,216.58
- 続落。9日のアジア市場の株安の流れを引き継ぐ形となった。
- 中国の景気後退懸念から需要減退が予測される資源及びエネルギー株を中心に売りが強かった。
【中国株式市場】
(8)上海総合指数:+31.7033、+1.05%、3,035.8442
- 続伸。中国人民銀行(中央銀行)が実体経済を下支えする方針を示したことで、政策期待の買いが優勢となった。
- 個別では、電力やインフラ関連株が上げ、エネルギー関連銘柄が下げた。
【その他】
(9)ドル円(5/10 17:00時点):-0.88、130.32
- 3営業日ぶりに反発し、前日比で円高ドル安となった。
- 日本時間の10日午前時点で米長期金利の上昇が一服したことで、円買い・ドル売りが先行。その後、米長期金利が再び上昇したことで、次第に勢いを弱めた。
- 中短期では、日米金利差の拡大及び資源高による貿易赤字拡大を材料に、円安トレンドが継続するものと思料。
(10)WTI原油先物(5/10 5:00時点):-2.18、-2.11%、100.92
- 大幅下落。中国の景気減速基調が強まり、原油需要が伸び悩むとの見方が売りを誘った。
- サウジアラビアが欧州やアジア向けの原油価格を引き下げたことも下落を後押しした。
- また、EUがロシア産原油の禁輸を発表したことで、前週に3月下旬以来の高値を付けており、利益確定の売りも出た。
- 短中期的には、西側諸国の備蓄放出(130万バレル/日)及び各国の金融引き締め加速及び中国のコロナ感染拡大により景気減速懸念による原油の需要減も予測されるが、ウクライナ情勢によるロシアからの原油供給量減(300万バレル/日)を材料に、原油価格は高止まりするものと思料。
明日も皆でハッスル爆益しましょう!!